行動変容とは

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僕の好きな言葉に【行動変容】というのがあります。

実際、自分も意識しながら仕事をしています。

行動変容とはよく医療の現場等で使われることが多いですが、最近ではコロナ禍の生活における行動変容なども言われていますね。

 

1980年代前半には禁煙の研究から導かれたモデルがあります。

その人が行動生活習慣を変える場合は、5つのステージを通ると考えられています。

その5つのステージとは

  1. 無関心期
  2. 関心期
  3. 準備期
  4. 実行期
  5. 維持期

の5つです。

無関心期とは、、、6カ月以内に行動を変えようと思っていない。まるで興味を持っていない。状態のことをいいます。
この時期には周りの影響を考えたり、感情的な経験を持たせたり、このままではまずい、と思うような働きかけが必要です。

タバコを吸っていると周りにどのような影響があるか、自分の体にどのような影響があるか、といったものを気づかせていきます。

 

関心期では、、、6カ月以内に行動を変えようと思っている。と少し興味が出てきた段階です。

ネガティブな行動をポジティブにイメージをしていく段階です。

 

 

準備期では、、、1ヵ月以内に行動を変えようと思っています!

これからの活動をうまく行えるという自信を持ち、これから始めることを周りの方に宣言したり、していきます。

 

 

実行期は、、、行動を変えて6ヶ月未満のことをいいます。

行動を変えることでストレスを感じたら、それに対してご褒美をあげたり、周りからのサポートを受けたり、取り組みやすい環境作りをしていきます。

維持期は、、、行動を変えて6ヶ月以上経った時期のことをいいます。
活動を継続していくことになります。

 

 

この行動変容のプロセスは常に無関心期から維持期まで順調に進むとは限りません。

一旦実行期に入ったのに、その後、前のステージに戻ってしまうという現象が起こります。

 

子供たちのスポーツや、スポーツに取り組む姿勢にも同じことが言えます。

 

  • 何も考えずにスポーツをしていた頃から
  • 何か目標を持ち
  • 何をしたら変わるかなと考え
  • 実際に変わるために親御さんに相談し
  • 環境を整え
  • 例えば別の教室に通いだし
  • それを継続していく

この行動変容のステージモデルにはまります。

 

スクールの継続率を改善するためには、この行動変容に気づかせることがとても大事です!

 

ただただコーチに言われるがままのメニューをこなしている間には、本人の希望が叶えられる確率はどうなるでしょう?

 

  • 何か変える必要がある
  • 何かをするための動機付け
  • 行動を変える必要性のある問題
  • 教育し自ら行動を変えていく

行動変容を成功させるためのポイントがいくつかあります。

 

 

①成功体験

実際に行動を行いうまくできたという経験のことであり、成功体験を得るためには【少しがんばれば達成できそうな小さい目標】をいくつか達成することで、自信をつけ段階的に目標を大きくしていきます。

スモールステップを踏みながら自分に自信をつけていく方法です。

 

 

②モデリング

自分に似ている【モデルとなる人】を見つけ、そのモデルの人に今までの経験で得られたメリットやうまく続けるコツ、うまく実践しているところなどを見たり聞いたりすることで、自分もできるという自信を感じることです。

憧れの人に近づくと言う意味もあります

 

 

③計画をする

【行動を具体的に計画する】ことがその行動変容を作り出します。

実際にいつまでに何をするという計画を立て、それに向かい実行するということです。

企業の年間計画表なども立てる目的は同じだと思います。

 

 

④公表する

周りの人に協力を仰ぐと共に【目標を発表する】ことで責任感が芽生えます。
また公表することで、他の人から見られているという認識を持ち、行動変容を誘発することができます。

有言実行と言うことです!

 

 

⑤仲間を作る

一緒に行動を共にし、行動をシェアする仲間を作り、人を巻き込んでいきましょう!

1人では今日はやめようかと思うことでも、仲間がいれば一緒に頑張ろう!と言う気持ちになります。逆にその仲間を助ける役割もできます。

スポーツスクールでも同じですよね?

 

 

  • 少しずつ小さな目標をクリアし自信をつける。
  • 同じクラスの誰々くんみたいになりたい
  • 何か役に立ちたい
  • 体力測定をした結果を公表しそれに向けて何をやりたいか
  • 計画し仲間と共に頑張っていく

 

 

実際に行動変容をした子供の顔を見ると、目の輝きがまるで違います!

 

ただ言われるがままに運動してたときとは違い、やることのためにコーチの話を集中して聞く、トレーニング中にはどうしたら上手くなるかを考えている表情がみえます。

 

子供たち自身で何かきっかけがつかめない場合には、やはりコーチのコーチングが大事になると思います!

行動変容につながる動機付け、つまりその子が行動を変えるための必要な問題を提起できるかどうかがカギになってきます!

 

僕もそうですが、皆さんも何か行動を変えるときには、このままではまずい、これをやったらこうなる、などをきっかけがあると思います!

 

その問題に気づいたら改善をしたくなりますよね?

そのままほっておける人はほとんどいないと思います!!

 

行動変容するきっかけになり、維持できるサポートとなる存在でありたいと思います。

 

もちろん僕にもメンターの存在がいます。

もし僕があなたのモデルやメンターになり得るようでしたら気軽にご相談くださいね。

 

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