データで見る子供の運動能力

ストップウォッチ ブログ

当然運動指導をしている皆さんはご存じのことと思いますが

こどもの体力低下が気になる時代ですよね?

 

こんなご時世だからこそ

我々スポーツ指導者がお役に立てることがたくさんあります。

 

 

そもそもこども体力低下っていつから??

1985年頃から低下傾向にあります。

35年前から??

ということは私も含めて、いまお読みの方も多くは体力低下組!?

もしくは、2極化している運動してきた側??でしょうか。

 

 

スポーツ庁のデータによると

  1. 幼児期に外遊びをよくしていた児童は日常的に運動し、体力も高い
  2. 日常的に運動している人の多くは、運動・スポーツのストレス解消効果を感じている
  3. 日常的に運動している人は、生活が充実している割合が多い

 

ということがわかっています。

 

 

令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

 

によると

平成20 年度の調査開始以降の推移をみると、令和元年度は小・中学生の男女ともに低下した。
小・中学生ともに、女子よりも男子が大きく低下しており、特に、小学生男子は過去最低の数値であった。

 

○授業以外の運動時間の減少 ⇒ 1週間の運動時間が420 分以上の割合が、小・中
学生ともに減少。

○スクリーンタイム※の増加 ⇒ 小・中学生ともに増加しており、特に男子が長時
間化している。

○肥満である児童生徒の増加 ⇒ 小・中学生ともに増加。

○朝食を食べない児童の増加 ⇒ 小学生が増加。ただし、中学生は変化なし。

 

各実技テストの数値をみると、令和元年度は小・中学生の男女ともに、全体的に数値が低下
しているが、特に「20mシャトルラン」「持久走」「50m走」については大きく低下している。

 

 

時代の変化とともにこどもの外遊びの時間が減り

運動能力に影響が出てきていますね。

運動教室に通っている子より週5回外遊びをしている子の方が

運動能力測定の結果が良いこともあります。

 

 

さらにコロナ禍の現在においてどのように変化していくかは

みなさまも想像するとおりです。

 

学校体育の時間が減り、外遊び時間が減り、スクリーンタイムが増加し

児童肥満が増加し

こどもの運動能力はさらに低下しています。

 

運動による脳の前頭前野への刺激の減少と

スクリーンタイムの増加により

  • コミュニケーションスキルの低下
  • 思考、判断力の低下
  • 企画、計画力の低下
  • 細かい作業や総合的な運動技能の低下

が予想されます。

 

姿勢が悪くなり小学生でもストレートネックで慢性的な痛みを感じていたりと

今まででは考えられなかった症状が増えてくることは目に見えています!

 

これらのデータから予測される未来に向けて

あなたは動き出していますか??

 

  • 運動能力をあげる → 運動不足解消
  • スポーツパフォーマンス → 体が痛くない姿勢づくり
  • 学習塾 → 運動教室で脳を刺激して学力アップ

 

というニーズに変わる未来がくるかもしれません。

 

というか、もう、すでに来ていますよね。

反応できていますか?

 

 

今後のデータの推移を予測するのも我々の大事な仕事ですが

今後のデータの推移を変化させていくことが

我々のミッションかなとも思います。

 

 

子供達の未来のために、未来の子供達のために

一緒に頑張っていきましょう!

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